障子や襖、和室の畳が入った8月4日5日の土日に完成見学会を行ないました。
見学会は申込み制で、毎回、皆さん熱心に見学して下さいます。今回質問が多かったのは吹き抜けの端、キッチンの上に造った1坪のデッキ状のスペースのことでした。ここは何ですか?との質問ですが、特に用途がないので回答にちょっと困ります。冬の布団干しスペースというのが一応の用途です。これが皆さんに好評で、「わーおもしろい」とか「ここ、いいね」という声を頂きました。 玄関ホール。障子に映っているのは階段の影です。 階段室見下ろし。 寝室から見る、好評だったデッキスペース。 見学会の後、引き続いて外構の駐車スペース、板塀、生垣の工事がほぼ完成し8月10日に引渡しをさせて頂きました。完成写真は次回に掲載させて頂きます。 #
by kokoroaraiw
| 2007-08-14 17:42
工場で製作した建具を現場で取り付けることを「吊り込み」あるいは「建て込み」といい、現場に合せて微調整をします。
大きな重いガラスが嵌まる建具はガラスを入れる前に微調整をします。 湿気の多い時期には木が膨らんで建具は動きにくくなったり、微妙な反りが生じたりします。その辺の按配が重要になります。 重量のあるこのガラス戸には頑丈なステンレスベアリングの戸車を使います。 #
by kokoroaraiw
| 2007-07-26 22:31
建具屋さんの工場です。
大小合せると70本もある建具の製作が追い込みに入っています。 室内の木製建具はすべて特注です。チョット前までは当たり前のことでしたが最近は建具も既製品を使うことが多くなり、ふつうに建具屋さんに作ってもらうほうが珍しいくらいです。 建具はスムーズに動くように、寸法が正確であり適度な重さ(軽さ)でなくてはなりません。そのうえ十分な耐久性がなくてはなりません。出来上がれば見えなくなるところをしっかりと緻密に作ってあります。材料も十分に吟味されたものです。 室内のデザインとしては個性を発揮できるところで特に障子の組子のデザインは遊べるところではあります。 とは言っても住む人がこれから毎日、目にするものです。 落ち着いて飽きの来ないもの。そして、その家らしい雰囲気のあるものをと考えています。 #
by kokoroaraiw
| 2007-07-20 20:28
外部は足場が外され清々と姿を見ることが出来るようになりました。この建物がしだいに周囲の景色になじんでいくように感じます。中から見る外の景色もまた、いよいよ現実のものになったようで生き生きと感じられるのが不思議です。
今、中では左官さんが漆喰を塗っています。ほとんど杉板だけだった空間に白い壁が現れて、清潔感のあるやさしい空間になります。 ちょっとした小さな壁でも白い壁が部屋を引き締めてくれてます。 大工さんの仕事はほぼ終わって、これから、内装のタイル工事、衛生器具や電気器具の取り付け、建具の吊り込みなどが行なわれます。玄関アプローチや生垣などの外構工事もあります。 #
by kokoroaraiw
| 2007-07-06 23:23
箱階段という形の極普通の階段を掛けました。ふつうのはずですが最近はあまり見ない階段です。
実はチョット前に同僚山下君の現場で久しぶりにこの箱階段を見て「忘れていた良いもの」に再会したような気分を得たのでした。 この家にもぴったりだと思い採用。 大工さんの意見を聞いて、底の板を少し透かして張ったので軽やかな感じになりました。 製作風景 裏側から段板を入れているところ。 組んでから出っ張りの三角をプレナーで落としているのは今風のやり方? #
by kokoroaraiw
| 2007-06-23 23:16
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